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お元気でしたか?
前回のオーストラリアのグレートディバイデイングレンジに続いて、
今日は Australia のグレートアテイジアンベイスンについて。
グレートアテイジアンベイスンの殆どは乾燥帯で年間降水量も500mmにも満たない。
こんな厳しいところでも人々は生活しているが、その生活を支える水源は何か?
本題に入る前に、前記事のテストをしましょう😳。
前記事のテスト😄‼️
答えは前記事 ⬇️ にあります。スキップの有りです。
Q1、旅がもーっと楽しくなるコツは、旅の前に行く地の地理と歴史をかじっておくこと?
Q2、オーストラリア大陸の大きさは世界最小?
Q3、日本の国土面積は、オーストラリアのわずか約20分の1ですか?
Q4、オーストラリアの最高地点は、コズィオスコ山=Mt. Kosciuskoの 2,228mである?
Q5、エアーズロックはそれ自身の高さ335mしかない?
Q6、オーストラリアの東側にある唯一の大きな山脈はグレート・ディバイディング・レインジである?
Q7、グレートディバイディング山脈は日本語で大分水嶺だいぶんすいれい と言う?
Q8、グレートディバイディング山脈は北はヨーク岬半島基部のケアンズから、南はメルボルンに至る東海岸に沿った南北の全長が約2,500kmにも及ぶ長大?
Q9、コズィオスコ山=Mt. Kosciuskoの標高2228mは、グレートディバイデイングレンジの南方にある?
Q10、オーストラリアがキャラバニングに適した地形と言われるわけは、低い大地が一面に広がり、起伏が小さな大陸だから?
Q11、ブリスベン、シドニー、メルボルンといった大都市はグレートディバイディング山脈の東側、温暖湿潤気候、西岸海洋性気候の過ごしやすい気候帯に集中している?
Q12、グレートディバイデイングレンジの西側内陸にある世界一大きな讃井盆地の名前は???
A12、日本語では大鑽井盆地、英語では グレートアテイジアンベイスン
最後の問題Q13、
グレートアテイジアンベイスンの殆どはステップ気候、または砂漠気候帯に属する。
これらの気候帯は乾燥していて年間降水量も少ない。こんなところでも人は生活しているが、その生活を支える水源は何?
これから、Q13についてかじってみましょう。
このブログのBGM 、
GOD WILL MAKE A WAY-神が道を創られる。
をON にして、
https://youtu.be/1zo3fJYtS-o Let’s begin!
時々刻々:グレートアテイジアン盆地にボランティアに行ったマラービ夫妻
ひとときの雨模様は今は落ち着きました。☀️⭐️
私達は今もジュラテンの友人宅裏に寄留させていただいているのですが、少しだけ違うのは、友人がしばらく出かけているので、友人宅を我が物顔で😄使わせていただいていることです。
こういう状況を英語で言うとHouse sitting ハウスシッティング。つまり留守宅に住みつつ、プランター動物の世話、家の掃除などをします。
この友人 Mullaveys マラービ夫妻が
キャンピングカーに乗ってどこに行っているのかというと、ここから南南西の内陸部Winton ウィントン と言う小さな町です。ちょうど、グレート アテイジアン盆地 の上です。
ここは、半年以上も続いた干害の後に大雨に見舞われたために今度は洪水被害となりました。
大きな被害を受けたのは牛の畜産農家。
干ばつでカラカラ過ぎた大地に落ちた雨は大地に吸収されることなくその表面を覆う。
牧草地が水でぬかり
ようやく干害を生き延びた弱った牛たちが、今度は雨による低気温の中ぬかった地に足をとられ、疲れ体をぬかるみの中に横たえ、そのまま立つことができずに息絶えるという悲惨な状況。
クリスチャンであるマラービ夫妻はここにある大畜産農家 station を手伝うために3月中頃から出かけている。
頭が下がる。
この献身的な助け合いの行為がこの農家の人達に、今を乗り越える勇気を与えていることは
間違いない。
このマラービ夫妻の愛ある行動の中に、神イエスキリストの支えがある事をこの農家のオーナーがはっきりと認識するに至ることを、願わずにいられない。
グレートアテイジアン盆地=大鑽井盆地は秘密のライフライン⁉️
グレートアテイジアン盆地の位置と
「グレートアーテジアン盆地、大鑽井盆地(だいさんせいぼんち)は、グレートディバイディングレンジの内陸側、オーストラリア大陸の中東部に広がる乾燥した盆地である。
QLD-クイーンズランド州、
NT-ノーザンテリトリー、
SA-南オーストラリア州、
NSW-ニューサウスウェールズ州
の4州にまたがって広がり、面積は約176万km2とオーストラリア大陸の約23%を占める世界最大の大鑽井盆地である。」
Wikipedia グレートアテイジアン盆地
日本の国土面積の4倍以上って事だね😳
グレートアテイジアン盆地の降水量
「盆地の大部分が
砂漠気候もしくはステップ気候に属しており、年間の降水量は500mmに満たない程度であるが、地下には 64,900km3[1]の地下水が蓄えられていると推定されており、乾燥した内陸部の貴重な水資源として活用されている。」
砂漠やステップ気候帯は、
地上の見た目はカラカラ乾燥の土地だけど、
実はその地下には、秘密のライフラインが
あるって事❓
オーストラリアと日本の降水量の比較
オーストラリアの年間降水量は 534mmで 世界比較対象180カ国中第139位。
Aussi 国土の約80% は年間降水量が 800mm 以下であり、更に 国土の約50% は年間降水量が 300mm 以下 と言う。
年間降水量: 日本 第46位 / 比較対象国 180カ国中
豪 第139位 / 同上
第 1位 コロンビア 3240mm / 年
最下位 エジプト 51mm / 年
( 平均降水量 ÷ 人口 ) 比
豪 64位 / 比較対象国180カ国中
日本 79位 / 比較対象国180カ国中
第1位はアイスランド
最下位 は クェート 。オーストラリアと日本の順位が逆転しちゃったね😳。
グレートアテイジアン盆地の水事情
「大鑽井盆地に井戸を掘ると、
その東側に位置するグレートディヴァイディング山脈から流れ込んだ被圧地下水が自噴する。
が、この地下水には多量の塩分が含まれており、灌漑用途には不向きである。
そのため塩分濃度の許容限界が比較的大きい「羊の飲み水」として利用され、羊の牧畜が盛んに行われている。一部牛も放牧されている。」wiki より
じゃ、飲料水はどうやって
確保するの?
だって、雨はあんまり降らないんでしょー?」
欲しい情報に至らなかったの。
Wiki では、「塩水だから羊だけには飲み水」として
利用できると書いてある。
一方で、「唯一の fresh water の水資源」とも書いてある。
で、ここに住む住人の飲み水がどのように確保されているか知りたいよね⁉️」
グレートアテイジアン盆地での飲料水の確保について、どうしたら調べられるかな、と思案していたところに、「生きる知恵袋」みたいな人がさっき、マラービ夫妻を尋ねてきたのです。なんというタイミング!
いつもはミスターマラービと1ー2(最長6時間と!)時間くらい話していくんだけれど、彼は今いないので、今日は私の相手をして頂きました✌️。
そこで、聞きました。
如何にして飲料水を確保しているかを。
場所によって塩水も淡水もある。
だから、人は淡水の出るの井戸の近くに
住居を定める。
また、オーストラリア中でよく見られるのが、
屋根に降る雨や露を雨どいに集めて、添えつけのタンクに貯めるの。
飲料水、生活用水として利用する。
雨水を集めるといっても、
年間降水量からも推察できるように
こればっかりでは、生き延びれない。
だからやっぱり、淡水の出る井戸があることが
必要不可欠となるね、
この盆地には、
2000以上の自噴井戸と、
なんと!9000以上の、
ポンプでの汲み上げ井戸があるんだって。
無計画に掘削、自噴され続けてきたことも相まって、
水の枯れてしまった井戸も
多いんだって。⤵️⤵️⤵️⤵️」
でも水枯れの理由はそれだけじゃなく、
鉱石の発掘やガスの採掘などの産業でも
多くの地下水が利用されているんだよね。」
Great Artesian Basin の水の減少は、
Great Artesian Basin の地上に住む農家の今後の暮らしに大きく影響することが予測できる。
水資源が極めて貴重なものとみなされるオーストラリア
「大鑽井盆地より更に西は
グレートサンディ砂漠、グレートビクトリア砂漠、ギブソン砂漠等の砂漠が広がり、人はあまり住んでいない。」
「大陸の西海岸にある都市は、パースがあるぐらいである。」「 」内は wiki wand よりの引用。
(オーストラリアの)自然環境は非常に苛酷であるとされ、大陸の40%が非居住地域(アネクメネ)となっている。その理由は土壌の栄養分が極めて乏しいこと、塩害が発生しやすいこと、降雨量が少ないことの3つである。
こうした悪条件により、穀物生産や牧畜業、果樹生産など広範な分野において農業生産性は極めて低い。
また河川から海に流入する栄養分も貧弱なため、漁業生産もその広大な排他的経済水域から考えると非常に少ないとされる。>Wikipedia より引用
蛇口をひねれば、
いつでも飲める水が出る事ー毎日綺麗な新しい飲み水で満たしたお風呂に入れる事、水を流しっぱなしですすぐ食器、そして歯磨き。シャワーに入れば15分も出てこないんだから!って、子供にこぼした事がありますか?
水が限りある資源である事を意識しなくてもいい生活と、限りある資源であると常に意識しながらの生活。
どちらにも、それぞれの幸福感があると思います。
けれど、
限りある資源であると意識しながらの生活の中には、感謝する機会が多く与えられていると感じます。
今まで10年以上をAustraliaで過ごしてきた中で変化した自分の認識を自覚し、そんな風に思う。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
また、お会いできると嬉しいです。
Cororin