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今回は、7月にエアーズロック探訪の翌日に行ったキングスキャニオンの散策について書きます。ウルルまたはエアーズロックとキングスキャニオンの散策はセットで考えられることが多い。せっかくここまで来たのだから、2つとも行きたいと思うのはごく自然なこと。
ということはウルルことエアーズロックとキングスキャニオンは近いのか?
では、私達の2017年7月のキャンピングカーの旅を追って見てみよう。
前回のウルル探訪については 以下を参照あれ。
エアーズロックとキングスキャニオンは近くにある⁉️
エアーズロックとキングスキャニオンは近くにある⁉️と単に地図だけを見てみればそう言えなくもないが、実際の距離としては以下の地図のキロ数なので、近くと言う人はそういないだろう。
移動のために走る道は舗装道路なので、エアーズロックーキングスキャニオン間は約4時間、エールダンダ ロードハウスからウルル又はキングスキャニオン間は、3時間半くらい、と考えれればいい。
エアーズロックからキングスキャニオンの往復と散策をするには、丸一日確保する必要がある。
(私達はキャラバンを引いていたのでゆっくり目だったが、車のみであればもっと早く行けるはず)
勿論、キングスキャニオンに宿を取ることもできるが、とても高い$$$
そして、エアーズロック同様に日中の気温は高くなるので、歩き始めを早めることになり、その為には、やはり朝早くの活動開始となる。
Kings Canyon rim キングスキャニオン周遊コース
キングスキャニオンは、難度に従っていくつかの散策コースがある中から、その一つを選ぶ。
私たちが歩いたのは、
Kings Canyon rim キングスキャニオン周遊コース。一周6kmで、参考所要時間3ー4時間。
難度 中程度から高難度。コース中に合計で約500段ほどに相当する登り坂がある。
<注意事項>
1、日中の気温が36度以上が予報される時には、
午前9時までに歩き始めなければならない、
2、10月から5月の間に日中を歩くときは、
このコースよりも短いコースを歩くことを考えたほうが良い。
3、十分な飲み水を持っていくこと。
4、▶️岩に記された青い矢印に沿って歩く。
5、作られた階段や歩行路があるところでは、それに沿って歩くこと。
6、歩く方向は時計回りの一方通行。
前日から当日の行動
7月5日6日とウルル泊 後
7月7日 キングスキャニオン リゾート キャンプグラウンド 泊
エアーズロックで二泊後、キングスキャニオンのキャンプ場に移動。
早朝散策開始の予定だったので、エアーズロックからの4時間の移動時間は長すぎるという理由から、キングスキャニオン リゾート キャンプグラウンド に移動。
キングスキャニオンリゾートここは、キャニオン散策口まで7 km。
エアーズロックのキャンプグラウンドが $25/6人/泊 だったのに比べ、
ここは $110/6人/泊 ‼️😱‼️ しかも、ノーパワー(電気なし) 耳を疑ったが、仕方がない。
もう一つのキャンプ場 Kings Creek Stationキングスクリークステーションはキャニオン散策口から手前36kmのところだが既に予約いっぱい。(価格に大きな差は無い)
翌朝6時起きで、キャラバンの出発準備と車とキャラバンの接続をして出かけるだけの短時間の停泊に$110😳❗️
どこかにフリーはないの!?無いのです。
観光地とは言っても、ここはアウトバックで国立公園内、保護区なのだから仕方がない。
同じ国立公園内にありながらウルルとは大違いのこの宿泊代にショックを受けながらも、キャラバンをセッテイング。
明日は早いうちに、キャンプ場を出て散策口に向かう。そして散策の後、約4時間かけてエールダンダまで戻る。明日は ビッグデイ になる予定。
夕方キャニオンの下見のために、散策口まで行ってみる。キャラバンを引いて来て、散策口に駐車する予定。車とキャラバンを合わせると全長が14m程になるので、駐車場の確認もする。
夕日に照らされた岩壁がオレンジ色に輝いている。
周遊コースの歩き始めには、自然なゴツゴツ岩の急な登りがある。
時計回りの為、対向者とすれ違うことはないはずであったが、この急な上り坂で(写真下)数人の若者が降りてきた‼️
その後、
キャニオン=渓谷のCreek = クリーク=水の流れを超える時には、(ここをエデンの園 という急ではあるがしっかりと作られた階段を降り登りして「エデンの園」を横切り、キャニオンの頂きに至る。
頂上に至ってからは、自然な景観の中にあるゴツゴツとした岩道を歩く。
自然な景観を維持しているため、人が歩きやすいような人的加工は多くはないので、常に足元に注意を払う必要はある。
この写真の、右の黒くなっているところは影ではなくてキャニオンつまり渓谷。
美しく且つ危険も在るこの自然の中で「ふざける」などという行為は危険でしかない。
この時私たちの旅に合流していた日本からの友人は前日まで、「自分は4時間も歩けないから一人ショートコースを歩いて、みんなの帰りを待ってる」と言っていたのだが、当日一緒に歩く決心をした。
写真が趣味の長男は、キングスキャニオンからサンライズの写真を撮るべく朝6時、三男をお供にホンダジャズを駆り立て、私たちより数時間早く、暗いうちに登り始めた。
散策開始からキャラバン到着まで約3時間。急がないでゆっくりと景観を楽しみながら歩いた。
先陣の息子二人は2時間強で歩き終えたと。
急な上がり下がりはあるが、運動不足気味の私にも歩けたことを考えれば、下肢特に膝に取り立てて支障なく病後で体力が弱っているというわけでなければ、ゆっくりと問題なく歩けると思う。
ただし、散策後の筋肉痛等については個人差があるとは思うが😉
散策終了後
キャラバンでいつもの通りの各人のDIY のランチ後の12時、エールダンダロードハウスに向けて出発!
アウトバックの未舗装道路でもへっちゃらな4WD車プラスoff ロード用のキャラバンのダブル仕様であれば、キングスキャニオンからエールダンダに戻ることなくアリススプリングスまで、突き進むこともできるのだが、私たちはそうでないため、3ー4時間かけて急がずにエールダンダに戻る。
$110/6人/泊 より $50/6人/泊 の方が 財布に優しいし。
キングスキャニオンの他の散策路
私たちが歩いた「キングスキャニオン周遊コース」の他にも、いくつかのコースがあるので紹介する。
South Wall return 南の壁への往復
この散策コースは、「一方通行の門」までは緑のマーク、門からの折り返しは青のマークをたどって歩くコース。
散策コースの概要
往復の距離 4.8 km
参考所要時間 約2時間
散策難度 グレード3 =所々短い難所はあるが、平均してなだらか目。
歩き始めは、急な登り道で、 キングスキャニオンの「南の壁」まで続くが、その後は素晴らしい景観に出会える。
散策の終点は、「一方通行の門」になる。そこからユーターンして、来た道を戻り、駐車場に行く。
散策に行く日の天気予報で、最高気温が36度以上の時には、午前11時前までに歩き始めなければならない。
散策の前に、the Bureau of Meteorology website の天気予報で、Watarrka ワタルカ地域の気温を確認しなければならない。
この散策コースから「エデンの園」に行ったり、rim-周遊コースに合流することはできない。
Kings Creek キングスクリーク 散策コース
このコースは、オレンジ色のマークをたどっていくコース。
散策コースの概要
往復2.6km の距離
参考所要時間 約1時間
散策難度 グレード2 =やさしい
家族連れややさしいコースを楽しみたい人にオススメ。
従来の展望台は、がけ崩れのために閉鎖中。
コースは、キングスクリークに沿って歩き、臨時の展望台で終わる。
同じ道を歩いて駐車場に帰る。
足をしっかりとサポートするシューズを履いていることを勧める。
Kathleen Springs キャスリーンの湧き水 コース
このコースは、マークはないが、舗装された通路を歩く。
散策コースの概要
散策距離 往復 2.4km
参考散策時間 約1.5時間
散策難度 グレード1 =やさしい 。障害者も楽しめるように配慮されている 。
このコースは、家族連れや、動作に制限のある訪問者も楽しめる。車椅子散策が可能。
散策路に沿ってあるいくつかの看板には、アボリジニの文化や、近年の肉食牛の牧畜産業について書いてある。
散策路の先には、カスリーン渓谷の始まりで、湧き水によってできている水池が在る。
ここは涼しく、しばしそこに佇み、その静けさを楽しむのに適した所。
参考サイト
キングスキャニオンのショートウオーク
十分なWATER 飲料水の所持
ウルルやキングスキャニオンに行く時、それ以外にも、オーストラリアに行く時には、常に飲料水の確保と携帯を心がけることがとても大切。
↓オーストラリアの水事情について触れた記事 ↓
知って得するオーストラリア大陸の地理。
オーストラリアで自動販売機を目にすることは多くはない。スーパーに行けば、ボトルに入った水は売っているが、高いものでは600ml の水が日本円換算で三百円くらいもする。
スーパーには、安いものももちろんあるが、味はマチマチ。
街中の喫茶店とか主要道路沿いにあるロードハウスの店などでは、500ml の水が安くても二百円以上はする。
アウトバックに行けば、そりゃもう😱。
なので、出かける時には必ず、出かける長さ、暑さ、活動量などを考えて、飲料水をどのくらい車に用意するか、どのくらいその身に携帯するか考えることを忘れない。
以上、
キングスキャニオン探訪について。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
ウルルもキングスキャニオンも、それぞれに、その雄大な姿を通してあなたに何かを語りかけてくれるはず。
写真なんかには収めきれない感動があなたを待っています!
それではまた、お越しください。
cororin