皆さんこんにちは。
行動制限、外出制限、移動制限。
自由の国日本で、今聞かれるこれらの規制に
心苦しさと、危機感を募らせている人は多いと思います。
でも、心苦しさと危機感に縛られて、
否定的、悲観的に今のときを過ごすのではなく
これらの規制が目指すところは、
命を守ることであることに注目しましょう。
今は、視点の転換が必要です。
確かに、
これらの規制により、
私達の仕事、収入、お金、快適な日常生活や
友人知人との交流などなどが
大きく制限を受けます。
この事が、私達に恐怖と不安感を与えます。
できることならなんとか仕事を続け、
収入を維持したいと思うのは
自然なことです。
けれど、今、私達がこの規制を受けてまでも
守ろうとしている直接のものは、
私達が愛する者一人ひとりの「命」なのです。
貴方自身の命でもあり、
あなたの家族の命であり、
あなたの恋人、婚約者の命であり、
遠く離れて暮らす祖父母の命であり、
いつも楽しく遊んできた友達の命なのです。
コロナウイルスが目に見えない以上、
症状がないままでコロナウイルスを体に持っていて、
その状態でも人に移す危険性がある以上、
私達ができることは、
コロナウイルスをもらわないように、
人に与えないように、
行動と生活範囲を
できるだけ制限することしか今はないのです。
いま、世界の多くの病院では、
医療従事者は
目の前にいる「コロナウイルスと戦っている生命」に対して
細心の注意をはらいながら
体力の限界を超えたところで
検査、看護と治療を施しています。
更には、集中治療室が一杯になるときには、
彼らは、今、目の前でようやく呼吸をしているその生命に
治療を受ける優先順位をつけなければならないという
人として心が刻まれるような厳しい状況に
立たされるのです。
それも、
彼ら自身は、
コロナウイルスが浮遊しているであろう危険な環境の中に
自らを隔離して、
自分自身もコロナウイルスに感染するかもしれない
危険を覚悟で、
今、コロナウイルスと戦っているのです。
自宅待機規制を受けている私達は、(オーストラリアも同じです)
幸いにも、
コロナウイルスのいない安全な家に
自身と家族を隔離することを許されているのです。
この幸いの中で私達は、
今もコロナウイルスの感染から守られている
自分自身、自分の家族、友人、隣人、
全ての愛する者の命を守るべく
細心の注意を払いながら
様々な規制にくじけることなく、
今という時を過ごしていく決意が大切なのです。
私とあなたの行動が、
自分と人の命につながっていることを
今しっかりと心に落とし込んで、
今、私達ができること、耐えていることに大きな意義を認め
勇敢に、日々過ごしていきましょう。
頑張れ日本人、頑張れ世界人、頑張れ人間!
オーストラリアから日本へ、愛を込めて。
CORORIN