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お久しぶりです。
コロナの流行で
心沈みがちになる今の御時世、
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
コロナウイルスの世界的拡大によって、
経済も人の心も追い詰められて、
ニュースを見ると息苦しさを感じるのは
私だけではないですよね。
でも!
こういう時だからこそ、
人からのちいさな親切が身に沁みて、
親切をした人もされた人も、
いつもより大きな元気を交換できるのではないかと思うのです。
コロナの影響、日本帰国キャンセル
私は、今月の5日に日本帰国の予定でしたが
諦めました。
友人や80歳を過ぎた母と家族に会うことを楽しみにしていたのですが、
悩んだ末に飛行機をキャンセルしました。
悩みました。
今の帰省を逃すと、次がいついつになるかはまだ予定がつかない。
昨年は帰省せず日本にいる私の大切な人達に会いそこねたので
今年は楽しみにしていました。
今年は、母と一緒にHarvest Time Ministries で
中川健一先生のイエス様、神様についての話を沢山聞きたいと
思っていたのです。
そう思っていた矢先に、私のIPad が壊れ、
!! Harvest Time Ministries が聞けない!!
新しいのを買おうかどうしようかと考えているうちに、
コロナウイルスの拡大が勢いを増し。
それでも、
日本帰国キャンセルの決心はつかなかったところへ
マスクやトイレットペーパーの売り切れのニュースを目にし、
日本人の心が今,
如何にこのコロナウイルスによって追い詰められているかを感じたときに、
キャンセルの決心がついた。
こんなときに帰っても、心が休まらないし、
普段土地に居ない者(私)がこんなときにヒョンと帰ってきて、
ウイルスを撒き散らすかも、なんていう思いを抱かせてもよくないし。
命,生活を脅かす目に見えないものへの恐怖が生むもの
3月上旬から今日18日までの間に、状況は悪化の一途をたどり
多くの国際トラベラーは入国を拒否されたり、
14日間の自己隔離=Self-Quarantine を強いられることになった。
そしてウイルスが人に与える驚異は、
マスク、トイレットペーパー、保存の効く食料の買いだめに結びつき、
ここオーストラリアのスーパーでも
トイレットペーパーを含む紙類の棚は虚しく空っぽで、
紙製品と保存系食品は購入数の制限、規制がかかっている。
「スーパーに行けば大抵のものは買える」と今まで普通に思ってきたスーパーに
スカスカ空っぽの棚を見ることの異様さ。
この異様さの背後にみえるのは、
人の心に巣食った「恐怖感」に駆り立てられ、
理性では制御不能となって暴走している人々の自己防衛本能、
言い換えると、
この恐怖感によって、通常はコントロールされていた「人間の自己中心性」があらわにされたようで、
自分ももつ負の人間性に、深い溜息が出る。
恐怖と不安の呪縛からの開放
トイレットペーパーって、
たかがトイレットペーパーなのだけれど、
家のトイレが水洗トイレの場合には、食料と違って
代用が効きにくい、必需品。
それは確かなんだけれど、一日に一人が或いは家族がいくつくらい、
そして一週間に付きいくつくらいあればなんとかなるという数字は
大まかには分かるのではなかろうか?
とは言え、
既に恐怖感によって理性では制御できなくなった今の人間の過剰な自己防衛は、
確実にトイレットペーパーやマスクが保障されることを各々が信じれる(保障を与える者への信仰を得る)までは続くんだろうな。
こういう状況の中で,
問題を問題として毎日ニュースで取り上げ
人々に伝え、解決に向けるメディアの働きも大切なことだけれども、
こんなときだからこそ、人々の中に今押しつぶされてしまっている
「他人へのおもいやり」についての記事の拡散によって,
元来、創造主である神から人間に与えられている
神に倣う性質「愛」を発起させることが必要なのではないかと
思うのです。
旧約聖書 1章26ー28節
26:神はまた言われた、「われわれのかたちに、われわれにかたどって人を造り、これに海の魚と、空の鳥と、家畜と、地のすべての獣と、地のすべての這うものとを治めさせよう」。
27: 神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された。
28: 神は彼らを祝福して言われた、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。また海の魚と、空の鳥と、地に動くすべての生き物とを治めよ」。
新約聖書 22章37ー39節
22:37イエスは言われた、「『心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ』。
22:38これがいちばん大切な、第一のいましめである。
22:39第二もこれと同様である、『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ』。
神に似せて創られた人間には、愛する能力が与えられている。
その能力を「自分を愛するように、隣人を愛せよ」と用いるようにと
勧められている。
つまり、自分以外の人に愛を示すことは神の理にかなったことであるから、
それを理を行えた時には、理にかなった何か=神からのご褒美!?が
与えられているかもしれない。
私が思うにそれは、
人に親切にすることができた時に受ける
「ああ、良かったな。」という単純でも純粋な幸福感であったり、
「ああ、有り難い。私のことを思ってくれている人がここにいる。私は一人ではない。」
という相手の気持ちであったりするのではないかな。
今だからこそ、恐怖や不安の呪縛から
人々の心を解き放つ方策が必要なのではないだろうか?
そのために、政府の政策を待つ間に、
まずは自分自身から、
自分を縛っている恐怖や不安から心を開放するために
あなたの周りにいる他の人の不便さを助けることを考えてみてはどうだろう?。
「トイレットペーパー足りてる?」
「買い物に行くけれど、一緒に行く?」
「何かいるものがあれば買ってくるよ。」
「お先にどうぞ。」
そんな一言を、あなたの隣人にかけてみてはどうだろう。
自分の中の恐怖心から目をそらす為に、
誰か他の人のためにできること、なにか小さなことはないか
考えて実行してみる。
これが、自分の中の恐怖心から目をそらす為の私の提案。
夫がした小さな親切例
今まで、私達夫婦の山谷を書いてきたいくつかの記事を読んでもらえば、
夫婦を続けることは誠に簡単なことではない、
と私が自負している理由が垣間見れるかとお思う。
が
今日はそんな夫婦仲にある私の夫のしたことについてひとつ書く。
夫は私とは別の人間なので、
彼が私の夫だからといって私が彼を自慢するつもりはさらさらないが、
「他人への思いやり」という点に絡めて。
私達のいるFar North Qweensland=クイーンズランドでも遠隔地=ケアンズ以北では、
一週間ほど前からスーパーの棚からトイレットペーパーが消えた。
今は誠に運が良ければ、買えるという感じ。
で、オーストラリアでも大手のスーパーマーケットのウールワースというスーパーは、
数日前から朝の開店7時から8時までの間は、
60歳以上の人(シニア)だけが買い物できる時間とした。
入店には、シニアのカードを提示する。
私達の友人で、
明日アメリカから帰国することになっている家族五人がいるが、
先日わたしが帰国前の彼らの家の掃除に行ったとき、
その家にトイレットペーパーの在庫がなかった!!!
帰国後は家族ごと二週間の自己隔離に入るため、買い物にはいけない。
例え買い物に行っても、スーパーの棚にトイレットペーパーがある確率は殆どない。
ということで、朝起きるのが全く得意ではない夫が、
時間に間に合わなかった!という悪夢に見舞われながらも、
無事朝六時過ぎに起きて、シニアのカードを持って、
ウールワースに友人のためだけのトイレットペーパーを買いに行った。
8時までの時間帯では6ロール入りのパック一人一つだけ。
友人家族のために他の買い物もした夫は、
8時からの一般向けの開店時間に再度入店し、
更に6ロール入りのパックを彼らのためにもうひとつ購入できた。
12ロールのトイレットペーパーで、夫婦と小学生三人の友人家族は、
トイレットペーパーの使用を節約しながら
一週間以上は頑張れるかもしれない、ね。
人々の間に緊張が強いられている今だからこそ、
ニュース等には、「小さな親切」を集めて、人々の心の緊張を解きほぐし、
勇気づける記事を書いてほしい。
追記、我が家のトイレットペーパー事情は、夫婦二人と13歳の息子一人で
今のところ14ロールの在庫がある。
13日に在庫6個から始まったので、3.5ロール/5.5日の消費量。
つまり 家族三人(母、父、息子)一日平均1ロールあれば十分という感じかな。
なので、下痢とかなければ(笑)あと14個で二週間は行けるという感じ?
挑戦!!
こういうときだからこそ、「人生における特別な時期」と定め、
トイレットロールの山を人に見せつけるのではなく、
いかにポジティブに隣人への愛を示し、過ごせたか、を
後に思い出として、または次世代への教訓として
語れるような過ごし方に
挑戦してみてはどうだろう?
頑張ろう日本人、頑張ろう世界人、頑張ろう人間!!
LOVE
Cororin