セジアからの復路。アーチャーリバーロードハウスを出て更に南下。 キャンプ旅の疲れを癒やさせていただくために、二度目の訪問となるコーエンの牧師館に宿泊後いざ二度目のブッシュキャンプ。ブッシュとは言うものの今回はリバーサイド! Yey !
リバーサイドとは聞こえはいいがハプニング付き。笑)
道中にはドンキーつまりはロバを引いてこのケープヨークを旅している老人や、野生のワニに会う。
それでは、出発!
Coen コーエン経由 ハン クロッシング Hann Clossing 7月21,22日 旅開始後 第16,17日目
コーエンでは、再び牧師館を訪ね、許可を得て今回は牧師夫婦のいない牧師館内に宿泊させてもらう。久しぶりのベットでの睡眠。洗濯もして翌日に備える。
翌22日はハンリバー クロッシングという河岸でのキャンプ。
下の写真は、キャンプサイトまでの途中に立ち寄ったロータスバードロッジ Lotus Bird Lodge というバードウォッチングの人用の宿泊施設。
近くには沼があって鳥の姿も見える。コテージが散在していていい感じ。
宿泊について聞いてみると一泊$300以上。 慣れないキャンプ生活に疲れも感じ始めると、こんな素敵なところに泊まりたいという幻想を抱くもの。が、それも宿泊費を聞いてすっ飛んだ。 乾いた地を来ると、水の存在に大きな安心感を覚える。
ハンリバー クロッシング キャンプ場に予約までしたにも関わらず、サイトの番号なんかも見当たらない。 周辺を行き巡ってみたが、クエスチョンマークが頭の中を巡るだけでサイトの番号はどこにもは見つからず。 暗くなる前にテントを立てて夕食の準備をしないといけないので、取り敢えず地面の石ころをどけて地面を平らにしてテントのサイトを整備した。(汗)
他の車が通れば、紅土のホコリがモロにかかってくるようなところ。でも、仕方ない。 この乾いた地に、たうたうと水を讃えて流れる HANN RIVER を見てみたいが、今日はもう暗いから明日にしよう。夜行性のワニに出くわすのも怖いし。
翌日、出発の前に川沿いを車で走る。 すると!なんと川沿いに、平坦でしかもとても広いい感じのキャンプサイト発見!(爆笑) なんと、ここが予約したキャンプサイトだったんだ!と、みんなで大笑い。 チャンチャン。
ハンクロッシングキャンプサイトのリンク (英語) https://parks.des.qld.gov.au/parks/rinyirru-lakefield/camping/hann-crossing
翌日は、 ローラ LOURAに向かって出発。
その途中で、このおじいさん、ロバにすべての荷をくくりつけ、徒歩でこのケープを旅しているというのだ。
車を止めて挨拶してみる。と、私達が何かを聞く前からおじいさんは言った。 「行き交う人がみんな止まって話しかけるもんだから、なかなか先には進まれないんだよ。」 「でも、特別にこの子ならロバに乗って写真とってもいいよ。」
こちらから頼んだわけではないけれど、こういうい状況に慣れているのだろう。私達が頼む前に、当時5歳だった三男に限っての写真撮影の許可が出された。
実は、三男はそれほど乗り気ではなかったが、許可が出されたものを断るわけにも行かず。笑
そういえば2ー3週間前、私達がちょうどこの度に出発する数日くらい前に、170km以上南に離れた地点でこのおじいさんを見かけたのだった。
彼のTシャツには、GRUMPY OLD MAN つまり「おこりんぼジイさん」と書かれている。
このおじいさんは、170kmをロバと一緒に2ー3週間かけてここまで歩いてきたことになる。そして、これから先もオーストラリア北端のセジアをめがけて、ロバと一緒に歩いていくのだろう。
こういうこと、私には思いつかないことに挑戦する、人の価値観の多様さに驚かされる。
読んでいただきありがとうございました。
またお会いできることを願っています。
cororin