紅い道 ケープヨークCAPE YORK のテント旅ー4:In SEISIA

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オーストラリアのケープヨーク、紅土まみれの旅はいよいよ目的地のセジアに入る。
ここ、セジアを拠点として、AUSTRALIAオーストラリアの最北端 The Tip ザ ティップに行く。

7月11日 第6日目(SEISIA 1泊目)

ELIOT FALLES CANPING AREA で迎えた朝。
昨夜は少し小雨が降り朝起きたらテントが濡れていたので少し乾くまで待つことにして、遅めの出発。
今日の旅は約156Km、二時間34分の所要時間とGoogle Map は言う(笑)。

今日の旅の中間地点でジャーディン リバーを渡るためにフェリーに乗った。とても簡素なフェリーだけれど、これがないと私達はこれ以上北にはいけない。

と書きつつふと思ったのは、走るルートの違う Old Telegreph Road を行く人達は、この川をどのように渡るのだろうか?と思って調べてみた結果がこの動画。

車って、水の中も行けるものなのね。

さて、私達は、心も平和にこのフェリーで渡る。

今日は ケープヨーク先端近くにあるBamaga バマガという大き目の町を通ってSEISIAセジアまで来た。「大き目」といえる基準は、ロードハウスではなく日用雑貨&食料品専門の’スーパーマーケット’があること。

セジアに到着後、子どもたちと夫はテント設営。

私はトンボ返りで一人、パジェロを運転してBAMAGAのスーパーで食、日用品の調達をする。
何しろホープベールを6日前に出発してから、ほとんど食料品の買い出しはしていないから、
クーラーボックスに保管ていたとは言え野菜類も底をついてきていたし、クーラーボックスに散らばす氷も買い足し買い足してきたものの、冷凍して積み込んだ肉類もすでに解凍済み。
でも久しぶりの買い物にウキウキ。

この日の夕食も地べたクッキング。
ポータブルガスコンロで、ご飯を鍋で炊いて、その予熱でブロッコリーに熱を通す。
蒸らしている間に今度はフライパンでベーコン&エッグを5人分一緒に。
トマトまである!
生鮮食品のトマトやブロッコリーがあるのはなかなか贅沢 (爆)

7月12−14日 第7−9日目(SEISIA 2−4泊目)

いよいよ今日は、オーストラリアの最北端、ヨーク岬のThe Tipに行く。
約40km、所要時間51分と Google Map はいう。

途中、写真下のようなクリーク=小川を横切る。少しドキドキ。

そして、The Tip (最北端)の手前約17Kmのところに、最北端の店(笑)ザ!クロッコ テントがある。
車に揺られ、ホコリまみれになりながら、粗食でも感謝し、財布の紐を絞りつつ880km走ってここまで来たご褒美と思い出として子どもたちのTシャツを3枚購入。

そして、いよいよ!
駐車場に車を止めて、The Tip=先端または先ッポまで凸凹の海岸の岩道を1.5㎞ほど歩く。
やったー!
暑い中、歩いて目の前に広がる海のきれいなこと!
飛び込みたいくらいの気持ちになるけれど、ワニのいる海にてそれはできない。

しばらく、海岩をあちこちを歩いて、オーストラリアの最北端まで来たことをしみじみ味わう。

セジアには、合計4泊した。
連泊するときは、やることがある。
洗濯:洗濯しても落ちきらない紅土。
魚釣り:歩いて10分くらいのところにある埠頭。
おやつの間食も昼食も取らず、更に夜釣りにまでかける息子たちの心意気。
餌なしでも釣り糸を垂らすだけでも釣れる雑魚、雑魚ダケ。
アイスクリームを食べる:高いけれど、こういうときには気にしない。
次の旅の計画を立てる:どこに寄り道しようか?
買い物:ここを出て以降、次の買い出しができるときまでの食糧計画。

驚いたのが、商品の価格。
ガスのカートリッジ4本パックの値段が$20!
通常価格の4倍近くとな!!
クーラーボックスに入れる氷は、一日2袋6kgで$9!通常は $4 / 5kg, $10 / 5kg x 3bagsくらい。

特別だったことは、オーストラリア最北端で迎えた私の4x歳の誕生日で久しぶりの外食をした。

そして子どもたちは、4泊もすると彼らには友達ができて、一緒に遊ぶようになる。

なにかに夢中になっているときにはなんでもいいから「食べれるもの」があればそれでいいらしい

これね、男の子のやること、ね。

楽しければ何でもやる。 生き埋めにされた三男5歳

これから

仕事も住むところも失って、途方に暮れそうになる中で決めたこのオーストラリア最北端の地ケープヨークのTIP行き。

とうとう、目的とするところに到着してしまった。
来てしまった。
さて明日からは帰るところも、行くべきところも持たない新たな旅の始まり。

何が待っているのか分からないけれど、止まってはいられない。

折返しは、目標を一つ遂げたという理由からか気持ちに少し余裕ができた。
どうせ「帰るべきところのない旅」だから、ゆっくりと進んでいこう。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
以下のリンクは、オーストラリアの観光庁発ケープヨークの旅についてのサイトです。

コロナが収束したら、OTL に挑戦しようかと考えている方には、参考になりますよ。

日本語バージョン 
https://www.tropicalnorthqueensland.org/jp/where-to-go/cape-york/
English Version
https://www.tropicalnorthqueensland.org.au/articles/guide-cape-york/

また、お会いできますように。

CORORIN

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