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こんにちは。
今回からウェスタンオーストラリアの旅について書いていく。
オーストラリアの約三分の一の面積を占める
WA=ウェスタンオーストラリア。
九月上旬にWAに入って、抜けたのが新年早々だった。
2月12日にメルボルン発タスマニア行のフェリーに
間に合うように意識しながら周った時間。
ちょうど2年前の9月10月、
私たちはWA=Western Australia/西オーストラリアを走っていた。
南半球の冬に当たる八月を赤道に近く暖かいダーウィンで過ごし、長男の19歳の誕生日をダーウィンで迎えた後、
9月1日、三男の11歳の誕生日を翌日に控えダーウィンを出てウェスタンオーストラリアに向けて出発した。
ダーウィンからカナナーラ 848km
9月1日、Douglas Hot Spring $21.6/泊
約20日以上を過ごしたダーウィン周辺探訪の拠点だった
BEES CREEK の($20/泊/五人)キャラバンパークを後に、
この日は約200KM南にあるホットスプリング
(つまりは温泉)の湧き出る川沿いのキャンプ場へ向かった。
その名前はDOUGLAS HOT SPRING /ダグラス ホット スプリング。
人気のキャンプスポットで週末は金曜日だったので、
午後早めに到着するようにした。
すでに沢山の人がいたが場所を確保することができた。
ここには管理人はいなく、
自分でスポットを探したらキャラバンを設置。
次は宿泊要項が記されているサイト入り口のサインを読んで、
用意されてある封筒に車の登録ナンバーと泊数、
宿泊人数を記入して、相当額を入れて、投函する。
設備は共有の蛇口と、トイレのみ。
😎水があるし、この気温なら手洗いで洗濯ができる!
そそくさとバケツと固形せっけん、洗濯板を取り出して洗濯をし、
(洗濯板はケアンズのダイソーで買ったもの)
キャラバンの後ろの柵の針金にかけて干す。
その間、子供達三人は川に降りて行って探索、情報収集、
報告😄。キャンプ場のそばを流れるCREEK / 川には、
温泉の湧き出るところが散在しているとな。
夕食後には川に沿って歩いて、
温かい水が溜まっているところにしばし安息。
他のキャンパーも一緒に和む。
今日のシャワーはこれで上出来❤
9月2日、Edith Fall rest area $0/ 泊
さて翌日出発前、11歳になった三男の誕生日をスイカでさらっと祝い、
今度は西へ、西オーストラリアの州境をめざす。
9月3日、Sullivan Creek rest area $0 /泊
エディスを出て途中、道路脇の野火?の近くを通る。
9月4日、もっと西へ Saddle Creek Rest area $0 /泊
9月5、6日 Kununurra Show ground $30/泊
いよいよWA入り。
西オーストラリアとNT=ノーザンテリトリーの州境にある
QUARANTINE / 食物検疫所を通る。
食物検疫所はそれぞれの州境にあって、各州への農作物や自然への感染症や病害虫が旅行者の食物や植物、泥や土によって持ち込みを取り締まる水際対策。
検疫官は外での問診だけにとどまらずキャラバンの中に入ってきて冷蔵庫内の確認もすることもある。 自己申請に反して、故意的に隠し持っていたものが発見されると、其の物の破棄だけにはとどまらないこともある。
Lake Argyle
その後カナナーラに入る前に、
Quarantine から7KMほど離れた地点を左折した先にあるレイク アーガイルに立ち寄った。
ダーウィンを出てからこれまで、否、
South Australia から北上始めてからこれまでほとんどがサバナ、砂漠乾燥地帯だった。
湖はあっても、その殆どが塩湖だった。
それがこの湖にきて、
目の前に入江の入り組んた碧い湖が眼下に広がっていた。
割高だったけれど、必要だったからいくらか給油をし、
久しぶりに見た真水の湖のあまりの美しさに、
今晩はここに泊まる~?との誘惑があったけれど
$65/泊 にたじろいで辞めた。
が、プチ写真家の長男は、スワッグで一人でも泊まって夕日と朝日の写真を撮りたいとのことでホンダジャズと一緒に一人残った。
国内に時差の在る国
州境を超えると同時に、時計の針も調整する必要がある。
WA はNTよりも一時間半おそい。
つまり、NTにいた時の朝の7時はWAではまだ朝の5時半という事。
なので、
WA に入ってから今までの時計通りに7時と思って起きると、実はまだ5時半だよーということになって、もう少し寝て入れるっ!とちょっと得した気分になれる。
各州境を超えると、体も時差に適応させる必要がある。
その後この湖からから約90㎞走って、
めでたく西オーストラリアの最初の町カナナーラに入った。
Kununurra Show Ground $30/泊/5人 powered site!無料洗濯機あり!
この時とばかり、これまでの五か月間のキャンプ生活で
茶色く染色😆されたシーツを洗った。
キンバリーとボアブの木
HT /ノーザンテリトリーとWAの州境にあるWA最初のこの街カナナーラに到着したのが午後三時を回っていた。
カナナーラで安くてよいと言われるキャラバンパークであるこのショーグラウンドは既にほぼ満杯だったが、管理者がどうにか一つサイトを見つけてくれて泊まれることになった。
注:オーストラリアにはあちこちにフリーで泊まれるレストエリア、ブッシュキャンプがあるが、
ホコリまみれ汗まみれのキャンピングの途中には時には有料キャラバンパークで電気を充電してエアコンを入れ、温かいシャワーで疲れた体を休めたくもなるもの。
そんな時はどのキャラバンパークに泊まるか決めたら、即予約を入れるのが一番。
安くて人気もあるキャラバンパークにはみんなが泊まりたいから、行き当たりばったりでは、泊まりはぐれることもある。
オーストラリアではまだ、インターネットや携帯電話の電波が届かないところもあるから、がっかりしたくないならその辺も加味して先の予定を考えて😉。
さて、キンバリー地域に来ることは、この旅で私が楽しみにしていたことの一つであった。
それは、
このキンバリー地域に見られる BOAB ボアブという木に出会えるから。
夫のコンピューターのスクリーンフォトになっていたのを見て、魅せられた。
とうとう ボアブをじかに見れると思うと心が踊った。
あったー!!一番最初のボアブは、カナナーラ以前の Saddle Creek Rest area にあった!
特定の気候区にしか生存しないボアブだが、その気候区内ではあちこちに見られるから、
そこに住んでいる人にとってはボアブを見るのは日常的なこと。
けれど、私にとっては非日常。
見つける度に「あ!ボアブ!」という私に、子供達も先を競って「マミーあそこにボアブ!」と教えてくれる。
この地域にしてみればあちこちに見られる木ではあるが、それでも実は、保護されている木でもあるとのこと。
何に魅かれたかって、
この個性的な形とツルッとして光った感じの木肌。ボアブとはそういう木と思っていたけれど、これが年月と気候の変化によってか、元の幹がどっしりと太くなって、深いシワの様な凸凹だらけの木もある。
これもまた、味わいがあっていい感じ♥。
では、私の興味一存で、いろいろなボアブを紹介する。
ボアブはダーウィンからその西、ブルームの町のキンバリー地域一帯で見られる。
この写真にあるボアブは、
カナナーラの西にあるDERBY/ダービーという町にあったボアブも含んでいる。
極めつけはこのボアブ。
MARCH FLY CREEK /マーチフライクリーク
訳して’三月ハエの川’😄を渡る橋のたもとに、
大口を開いてドーンと立っていた。
道端に車を止めて、
息子二人はその大口の中へと入っていったのだった。
夕日の展望台
カナナーラの町のはずれにある展望台に行ってみた。
ちょうど夕日が沈み始めたところで、
美しい景色を見ることができた。
オーストラリアの観光地は、
よっぽど危険性が高くない限り、
危険喚起のサインと最低限の危険防止策&柵しかない。
自分と家族の身を守るのは個人の責任である事を
しっかりと自覚する必要がある。
危険喚起のサインを見ていかなる行動をとるのかを決めるのは自分であり、
子供の行動に責任を持つのはその保護者である。
必要最低限の対策が
ありのままの自然と護る一端を担っているといえる。
ここも👇、子供がふざけたりしていたら、
足を滑らして転落、ケガする危険は十分にある場所だった。
Mirima National Park
カナナーラでは、町の郊外にあるMirima National Park ミリマ国立公園内にあるDERDBE-GERRING BANAN TRAIL という散策路を歩いた。
(アボリジニ語なので、発音もわからない😅)
急勾配のところもあって、
でこぼこの岩道を含む難度4の散策路。
往復800メートルで所要時間30分。
カナナーラから約328㎞離れたところには、BUNGLE BUNGLE という世界遺産がある。
が、
バングルバングルへは、4駆の車かツアーに参加しないと行けなく、
家族五人分のツアー参加の費用$$を調べていた私たちは既に
バングルバングルに行くことは断念していた。
が、ここミリマ国立公園には、
バングルバングルとよく似た景観がみられるという事で来た。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
これでDarwinを出てからこのKununurra までの約848km以上を、
一緒に旅をしていただきました。お疲れ様でした。
Western Australia はオーストラリア最大の州。キンバリー地域の今回の旅はウェスタンオーストラリアのホンの頭の一部分。
旅はまだまだ続きます。
またご一緒できることを楽しみにしています。
cororin