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9月24日 長距離の旅に出る前の日常 / クリーバービルで

非日常の中で日常を営む朝、下の二人はキャラバンでしばしお勉強、長男は彼らを教える。

私は一人干潮の海岸に散歩に出ると、男の人が釣りの餌にするためのタコを捕獲していた。
へータコがいるんだぁ! 私も一匹見つけた。 自然の中に生き物を見つけることは、どうしてこんなにも私を興奮させるんだろう?

しばし朝の日常を過ごした後、美しのクリーバービルに名残は尽きねど、思い出を胸に11:00ころにポートへドランドに向けて出発。

Dry Land ドライランド :ローバーン Roeburne

クリーバービルから程なく、小休止を取ったのがこのローバーンという街。
この街には、金鉱で開拓が始まってからすでに150年という年月が過ぎているにも関わらず、石造りの立派な建物が車内からも見えるように散在していた。

ここではインフォーメーションセンターでキャラバンへの給水をさせてくれるため、利用させてもらう。 
クリーバービルでは3日間給水ができなかったことと、わずか一日の道のりである240kmとはいえ、途中で何があるかわからない。何かあればそこはアウトバックであることを考えれば、常にできることはしてリスクに備える。
Roebourne ローボーンの街にあったモニュメント。
金鉱山の発掘のベースとして作られたこの街はすでに150歳にもなっている。
ゴム草履に突き刺さる!?
給水の間、上の写真のモニュメントの辺りをトボトボと歩くうちになにか足の裏に刺さった、痛い! そう思って履いていたゴム草履を脱いで足を見てみるが何もない。刺さっていたものは転げ落ちたのかと思い草履を履いて歩くとやっぱり痛い!  しかも、前よりも痛いところが増えた。

草履を脱いで足の裏を見てみてもやっぱり何もないのだが、草履を履くと痛いところが増える。

で、まさかねぇと思いながらも道路沿いのコンクリートに座ってゴム草履の裏を見てみると! 
そこには私が歩いていた地面にも落ちている「大豆の大きさくらいのトゲトゲの草の種」が草履の底あちこちに刺さっていた!

恐るべしドライランド。

枯れた草とむき出しの乾いた大地
そんな土地で私の目を引いた紫の花
そんなこんなで、鉱山採掘の恩恵を受けた二車線の舗装道路を、ポートへどランドに向けてひとっ走り。見えてきたのはあの、塩の山。

この日の最高気温は31度だったが、翌朝に最低気温は17度まで下がった。
今日もここまで読んでいただきありがとうございました。
また会えることを願っています。

cororin
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