西オーストラリア 春 9月 / キンバリー地域 3  ガンシュームポイント
夕焼けのビーチをラクダに乗って眺める? お勤めを終わって帰るラクダたち

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今日はいよいよブルームを尋ねます。
前回、カナナーラからダービーまでの旅は約900km。


今日はWillare Bridge Roadhouse 発ブルーム行き。
from Kununurra to Broom WA
カナナーラからブルーム

9月12日       Roebuck Plane Roadhouse $38/泊

Willare Road house ウィラレロードハウスから ローバックプレイン ロードハウス Roebuck Plane Roadhouseまではほんの1時間16分くらいの道のり。
次の宿泊地まで近いことをいい事に、このWillare Bridge Roadhouse ではラッキーにも朝お掃除の人が洗濯機を使う時間以前なら洗濯無料とのことで、またまた朝は一番の六時半に起きて洗濯開始。

キャラバニングでの洗濯事情
キャラバニングでの洗濯方法は、約4通り。
1-手洗い😂、
2-町中のコインランドリー、
3-キャラバンパークのコインランドリー、
4-キャラバンについている洗濯機使用;

2.0kg ほどの容量のキャラバン専用洗濯機というものもあるそうな。持ってる人は持っているらしい。が家族五人では容量的に十分ではないし、水事情の厳しいアウトバックのキャンプでは、有料キャラバンパークで十分な水供給の保証がないときには、使いにくい。

キンバリー地域やダーウィン、ケープヨークなどは赤道に近い為天気さえ良ければ気温30度以上で手絞りの洗濯物でも日向に干す時間が4-5時間もあれば十分に乾く。
コインランドリーの費用は、洗剤自前で、洗濯一回約$3-5。

たかが4ドルと思うかもしれないが、家族5、6人分の洗濯を我慢して我慢してせめて三日に一回するとして、一年間旅を続けると$500近くなるというこの立派な出費は、洗濯機一台購入できる金額なので、されど$4なのだ。洗濯無料は小銭の節に四苦八苦する主婦としてはとてもありがたい。

ここでは、この朝洗濯終了が7時近くとして、チェックアウトが10時とすると外に干しても三時間近くあるし、今の時期の気温を考えれば、日向で3時間あればそこそこ乾くはず!で、10時のチェックアウトギリギリまで干しておく事にした。
が、
普段は洗濯物なんか言われなければ見向きもしない息子が、こういう時に限って「洗濯取り込んでおいたよ😎」なんて得意げに言う😳😳😳。ギリギリまで干して置こうと思っていたのに😖😓、、、と言いたいところをぐっと我慢して、「あ、あ、ありがとうねぇ😅。」これくらいの乾きようなら次のキャンプ地までのドライブ中、キャラバンの中の室温でも十分なくらいに乾くか。
少し悶々しながらも、10時出発!

このロードハウスを出ると、フィッツロイリバーを再度渡る事になる。初めにフィッツロイリバーを渡ったのはフィッツロイクロッシング だった。乾燥した地を走る中で、たうたうと流れる水と河岸の緑の木々を見ることは命の希望を見るような安堵感が在る。

Crossing the Fitzroy River before Broom
フィッツロイリバーを再び渡る
Derby to Broom
ダービーからブルームへの道のり
Roebuck plane Roadhouse ローバック プレイン ロードハウスは、ブルームの東手前車で約20分のところにある。
もちろんブルームにはいくつかのキャラバンパークはあろうが、キンバリー地区でも街並みもそれ相応の観光地であるブルームに節約旅行に適したキャラバンパークは無い。

夫は、ブルーム市内の割高なキャラバンパークに数泊するのと、割安なキャラバンパークに泊まって、車で20分の道のりをガソリンを使って往復すのを天秤にかけて計算した上で、この Roebuck Plane Roadhouse に泊まることを決めた様子。

私達は、ISUZU MUX と HONDA JAZZの二台があるので、燃費のいいホンダジャズを使えばよりお得。(とは言っても、ジャズは五人乗ると窮屈で、冷房はあまり聞かないところがミソなんだけれど😅)

いつもよりずっと早く宿泊地に着きキャラバンの設置を終えた私達はブルームへ向かった。
「さすがの観光地ブルーム」の人口は、年間を通じての人口は14,436人(2006年国勢調査では11,547人)で、観光シーズンには45,000人ほどまで一時的に人口が増える、というところ。
観光シーズンは、酷暑の夏前後を避けた 4月から9月くらい。

ブルームの町は観光地らしく芝生も緑でよく手入れされていて、これまで通り過ぎてきた町とは違い道路の整備も進んでいる近代的な観光地だった😳。
で、私達は?と言うと、
これまでの旅で近代的なものからは隔離された時間が長かったせいか、どうも落ち着かない。
昼間はインフォメーションセンターと、その脇にある芝生に転がったり、近くにあった小さなアボリジニの民についての本を扱っている書店をのぞいたりと、時間を持て余したかのように過ごしたのち、今日の目的の「夕日」を見るために有名なケーブルビーチに向かう。

Cable Beach ケーブルビーチ

Cable beach WA
ブルームのケーブルビーチ
Cable beach WA
ブルームのケーブルビーチの夕焼け 砂浜
海の色ってこんなに変わるんだね

ブルーム観光で有名なのが、この夕暮れのビーチをラクダに乗って味わう事。
もちろん節約旅の私たちには実現できなかった事。でも、もしかしたらラクダの背中に乗ってビーチを行くよりも、ラクダの行列が浜辺を行くのを見る方が情緒があるかもしれない😅なんて思ったりもする。
私たちが見たのはこれ、仕事を終えて帰途につくラクダ達。

Broom 9月12日
夕焼けのビーチをラクダに乗って眺める? お勤めを終わって帰るラクダたち

9月13日 Roebuck Plane 2泊目 $38/泊

ブルーム滞在2日目はGantheaum Point ガンシュームポイント に行った。

Gantheaum Point Broom WA
ガンシュームポイント 昼間
Gantheaum Point Broom WA
ガンシュームポイント昼間

層状になった岩の紅と海の青のコントラスト。
恐竜の足跡が残る海岸として有名なのだそうだが、潮が高い時はそれは水の下に隠れてしまうので、私達は見なかった。

Gantheaum Point Broom WA
夕暮れのGantheaum Point

プチ写真家の長男は、夕陽が沈む時にまた来たいということで夫以外は皆彼に便乗した。

Gantheaum Point Broom WA
ガンシュームポイントの夕陽
夕日を手に入れた三男
Gantheaum Point BROOM WA
撮影スタイルが身についてきた息子
Gantheaum Point Broom WA
クジラがいたっ!! 海を眺めているだけでは感じられない生命を、小さくてもなんらかの形で、生命の存在を確認できたときの感動!!
Gantheaum Point Broom WA
水平線に残った白い一本の夕陽の閃光と船
Gantheaum Point WA
ダーウィンやキンバリー地域以北で見る夕陽はことの外紅い。
昼間でも紅い岩が、夕陽に照らされるとさらに赤みを増す。
そして夕焼けの色と一体化する。

パールの養殖と日本人

Broom Historical Musium ブルーム ヒストリカル ミュージアム つまりは歴史博物館。
日本人が多く活躍した真珠の養殖と採取をメインに展示してある歴史博物館。歴史を語るにはふさわしい古い建物。

多くの日本人がここブルームに来て命をかけて真珠の採取に関わった。
「美しさ」を所有したいと言う人々(の欲)をターゲットに、お金と命を引き換えに働いた人々。
真珠は美しいと思うけれど、命と引き換えにする危険を冒してまでも満たす価値のある欲なのだろうか?
この博物館に行ってよかったと思っているけれど、人間の欲と、お金と、命について考える機会をもらった気がする。
それでも、もし誰かがブルームに行くと言ったら Broom Historic Musium に行ってみて! と勧めたい。 「行ってみて!」

買い出しに適した町

ブルーム以前の東方では多分カナナーラに一つ、そしてブルーム以降の南方ではport Hedland ポートヘドランド迄の約600km先まではスーパーマーケットと呼べる店はないので、ブルームではスーパーマーケットで割安の食材や消耗品等の補充をした。
もちろん、途中にはロードハウスは点在しているので必要最低限の必需品、食料は購入出来るが、通常は割高。

Map of WA
ウェスタンオーストラリアの地図
Broom to Port Hedland WA
ブルームからポートヘドランド

と言うことで、こう言う買い物のチャンスにはいつものごとく買い過ぎて、食料がしまいきれずキャラバンの中に散乱する。ま、いっかー😅!
我が家には食べ盛りが三人もいるから散乱するのも数日だろうから😄。
オーストラリアの食品、日用品の購入のコツについては以下参照

さてさて、いよいよ明日からはウェスタンオーストラリアを南下始める。
この旅を始めてから、オーストラリアを南北に縦断移動するのはこれが三回目。
一回目はケアンズからシドニー、
二回目はアデレードからダーウィン、
そして今度はブルームからパースに向けて行く。

海岸線を辿りつつも、時折内陸にも少し入ってみる。
今のところの目標は、翌年2018年2月12日にタスマニア島に行くフェリーに乗れるようにメルボルンまで移動すること。

それまであと5ヶ月もあるけれど、メルボルンまでの9000km以上の距離をどうやって過ごしながら進んでいけばいいものか?私には想像できない。

From Broom to Melbourne
ブルームからメルボルンまで 辿った道のり

が、ここからのウェスタンオーストラリアは、今までとは異なる自然の中を旅することになるはず。今までの乾燥カラッカラのサバナ、砂漠気候帯を抜けて、インド洋を西、右手に臨みながら沿岸部を南下する。

さあ、まだ見ぬ大地へ向けて、TO BE CONTINUE 旅は続く。

次も一緒に、ウェスタンオーストラリアの沿岸部を旅できることを楽しみにしています。



ここまで読んでいただき、有難うございました。

cororin

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